信長の野望・三國志・大航海時代……菅野よう子さん楽曲と光栄(KOEI)ゲームの魅力

こんにちは、バイオリンのMOMOと言います。今回は菅野よう子さんとコーエーもとい光栄のゲーム音楽について少し書いてみたいと思います。ほとんど私の思い出話ですが少しばかりお付き合いください。

菅野さんと光栄と言っても一体何を書けばいいんだろうと思い、とりあえずネタ探しに実家に帰って昔買い集めたものをいろいろ漁ってみました。

f:id:thanksk:20190516141025j:plain

f:id:thanksk:20190516141225j:plain


ご覧ください。大変お見苦しい写真ですが、ここに載せきれないものも出るわ出るわ、どんだけ光栄好きなのよってくらい光栄モノが出てきました。個人的に黒歴史を晒しているようで気が引けますが、光栄の投稿誌とか絵柄に時代を感じますね。当時はどんなPNで投稿していたか......
ここには載せられないような光栄以外のいろいろなヤバイものも発掘されたので、子どもに見つからないうちにやっぱり処分しなきゃいかんと決意を新たにしたところです。

光栄、そして菅野よう子さんとの出会い

さて私の菅野さんとの出会いは小学生時代、ファミコン三國志と出会ったときでした。ファミコンの曲はみんなそうですが、3音で表現される世界です。その中で君主の威厳であり、戦争の緊張感であり、嫁に出される娘の悲哀であり、複雑で様々な表現がなされていたのが、子ども心にとても印象に残っています。

娘を政略結婚で送り出すときの曲がまた悲しいんだ、後々敵になったときに殺されることは明白ですからね......

当時は当然のことながら菅野さんを意識することはまったくなく、純粋にゲームのBGMとして聞いていました。

光栄ゲームの中の菅野よう子さん

菅野よう子さんといえばアニメはもとより大河に朝ドラ、数々の映画、CM音楽など多彩すぎる楽曲を世に送り出していますが、80年台から90年台にかけて光栄のゲーム音楽を結構書いていました。三國志は初代のみですが、信長の野望は全国版から天翔記まで5作にわたって楽曲を担当されています。その他には大航海時代シリーズなども手がけられています。
今回の演奏会では歴史シミュレーションステージと称して、信長の野望蒼き狼と白き牝鹿大航海時代シリーズから演奏予定となっています。本当に聞きたい人いるの!?っていうくらいマニアックな選択なような気もしますが、私は聞きたいですとっても。
客席で聞きたい。

まずは信長の野望

信長の野望についての説明はいまさら不要かと思いますが、優秀な家臣団を揃えて大軍団を率いて戦国時代の国盗り物語に興じるあれです。茶器集めたり鉄甲船作ったり鉄砲の大軍団率いてみたり、シリーズによっていろいろ楽しみがあります。

信長の野望からは5曲演奏予定ですが、その中で天翔記から暉映の戦場覇王伝から破軍という2つの合戦シーンの音楽を演奏します。

それぞれ合戦シーンにふさわしい疾走感に溢れる楽曲ですが、暉映の戦場が澄み切った青空の下での華々しい戦いのようなイメージなのに対して、破軍は降りしきる雨から次第に嵐になっていくような怒涛の展開を予感させる楽曲です。実際ゲーム中は、雨が降り出して鉄砲が撃てず、あぁもうダメだと絶望感に打ちひしがれる曲となります。

大航海時代もすごい

大航海時代からはメドレーを含む2曲を演奏します。まずこの場をお借りしてお詫びしておきますが、大航海時代は歴史シミュレーションではないです。リコエイションゲームというその昔光栄が名付けたよくわからないジャンルのゲームです。RPG的な物語を進めることが一応目的ではありますが、交易で金儲けに勤しんでもいいし世界中で宝探ししてもいいし片っ端から船を襲って海賊稼業に励んでもいいし酒場で博打に興じてもいいし、なんだか自由度の高いゲームです。当時かなりハマり、今でも思い入れの強いゲームです。

大航海時代|オンラインコード版

大航海時代|オンラインコード版

 


IからはA Siren Songを演奏します。ゲーム冒頭に延々この曲を聞きながら、良い数値が出るまで主人公の能力決めを粘り続けることになります。なかなか良い数値が出ず、同じフレーズが繰り返されて、段々呪いのように頭にこびりつく、そんな素晴らしい曲です。昔の光栄のゲームは能力値をランダムで決めるシステムが多かったですね。

 

大航海時代II|オンラインコード版

大航海時代II|オンラインコード版

 

 
IIからはなんとメドレーでお送りします。世界各地の港の楽曲が次々と演奏される中で、もしゲームをやったことがある方なら、ヨーロッパの港に帰ってきたときの安心感、イスラム圏の港に潜入する緊張感、はるか喜望峰を周りインドへ、更に香料諸島を経て世界の最果て日本へたどり着いたときに聞くどこか朴訥で静かなメロディ、そんな世界を巡る旅が思い出されるはずです。パンダに襲われたりアマゾネスに襲われたり地球の反対側まで海賊に追われたり、素晴らしい思い出が蘇ることでしょう。
これを書くに当たって、PSで出たIIの外伝を久しぶりにやってみたんですが、全てが懐かしすぎてマジメに泣きそうでした。練習しているときも一番情景が頭に浮かんでくる楽曲たちです。
IIはそれ以外にも印象深い曲が多いんですよねぇ。サントラ(サウンドウェア)のバイオリンソロがかっこよすぎる酒場の曲、初めて聞いたときは拍子が全然わからなかった戦闘曲。ゲームでも聞いてほしいですが、サントラでもぜひ聞いてほしいです。ファミコンの音源やPC98のFM音源とはガラッとイメージが異なる世界が広がっていますからね。かなりレアなCDになってしまいますが......

 

光栄オリジナルBGM集Vol.4 大航海時代+グレードアップ・ヴァージョン

光栄オリジナルBGM集Vol.4 大航海時代+グレードアップ・ヴァージョン

 

 
そして......
蒼き狼と白き牝鹿ですが、すみませんあまりやったことがなくてほとんど印象がないです。まあオルドのゲームだと思います。


何やらゲームへの思い入れがはっきり行数に現れてしまいました......

あ、最後にもう一つだけ、大昔の光栄のゲーム音楽は、菅野さん以外にも宮川泰さん、大島ミチルさん、向谷実さんなどなど錚々たる面々がかっこいい曲をたくさん書いているので、探し出して聞いてみるのも楽しいかもしれません。
こんな光栄話ができる方にも是非Kオケの門を叩いてほしいなぁ。

 

菅野よう子楽曲演奏団体Thanks!Kオーケストラは、七夕に第6回演奏会を行います!

f:id:thanksk:20181012210129p:plain

Thanks!K オーケストラ 第6回定期演奏会

日時:2019年7月7日(日曜日) 開場13:00/開演13:30
場所:なかのZERO 大ホール(東京都中野区中野二丁目9番7号/JR中野駅南口から徒歩8分)
入場無料 全席自由

www.thanks-k.com


演目など、演奏会の最新情報は随時発表いたします。Twitterで更新情報をチェック!

 

名曲をアナリーゼ!〜坂本真綾「gravity」でのハーモニーを切る!

こんにちは。ギターのteshimaです。今回は菅野さんの楽曲を理論的な視点から切り込んでみようと言う記事です。ただ理論的な視点といっても、むやみやたらと難解な内容にして読んでる人を置いてけぼりにしていってもよくないので、なるべくマニアックになりすぎずに分かりやすく書いていってみようと思います。
前回は創聖のアクエリオンを取り上げましたが、今回は「gravity」です。 

thanks-k-orch.hatenablog.com

 

1.基本情報をおさらい

まずは「gravity」についての基本的な情報から。 

gravity

gravity

  • provided courtesy of iTunes

「gravity」は2003年に出た坂本真綾さんのシングル曲で、アニメ「Wolf’s rain」のEDテーマです。
この「Wolf’s rain」はスタジオBONESの制作で、スタッフリストを見ると監督の岡本天斎氏、原作の信本敬子氏、キャラデザインの川元利浩氏など、COWBOY BEBOPに参加していたスタッフが多数参加しています。人間に化けることができる狼たちが「楽園」を目指して旅をしていく、、、というストーリーになっています。
なお、今回の記事とは直接は関係ないですが、OP曲の「stray」もめちゃめちゃ名曲で、自分は放送当時あまりのかっこ良さにテレビの前で震えたのをよく覚えてます。こちらも是非チェックしてみてください。

stray

stray

  • Steve Conte
  • アニメ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

楽曲としては、後から見ると真綾さんが菅野さんとタッグを組んでた時代の後期にあたり、今にして思えば二人のコンビによる円熟の完成度を誇っているように思えます。
基本的にはピアノとボーカルと弦だけという繊細な編成でありながら、アニメ本編が持つ切なさと激しさという二面性を見事に描き出しているように思います。

2.Bメロのハーモニー〜分数コード連発のコード〜

さて、理論的な視点で注目したいのはBメロの部分です。Bメロってどこだと言う話ですが、曲でいうと1:21あたりからの部分です。ここのところのコード進行ですが、以下のようになっています。

f:id:thanksk:20190326101054p:plain

ここでは分数コードが連発しています。分数コードってなにかというと、あるコードをその土台となる音(ルート/根音)を変えたもので、普通のコードでは出せない独特の響きを出すことができます。とはいえ分数コード自体はそこまで特殊というものでもないのですが、菅野さんは本当に息を吸うようにさらりと分数コードを使ってくるお方で、特にここの部分は連発しているだけでなく、割と不安定な響きのコードを多様しています。
不安定な響きってどういうことかというと、次にどこかに行きそうな響きをしているということです。

具体的には以下のようになっています。

A/E → Aそのものは本来は不安定な響きではないが、分数コードとなり本来一番下に来ない音が一番下に来てしまっていているため、まるで逆立ちしているかのようなコード。不安定。
F#/E → 不安定な響きの代表格のドミナント7thコードといわれるコードなので、不安定。
B/D# → この一連の流れの中で言えば比較的安定している響きだが、分数コードで本来下に来ない音が下に来ているので、比較的不安定。
G#/F# → F#/E同様、不安定な響きのドミナント7thコードなので、不安定。
C#/E# → この一連の流れの中で言えば比較的安定している響きだが、分数コードで本来下に来ない音が下に来ているので、比較的不安定。
Bb/D → この曲のキーは本来F#mなのですが、この流れでは一時的にEbmに転調したようになっています。Bb/DはEbmにおけるドミナントコードなので、不安定。

と、どれもこれも安定しないコードばかりです。そしてその直後に来るEbmでハーモニーは一瞬の安寧を得ます。

こんな風にとらえながらこの曲を聞いていた人は少ないと思いますが、実はこんなことをしていたんですね。

3.Bメロのハーモニー〜メロディーとハーモニーに隠された線〜

さて、ここまで「ここではむちゃくちゃやっている」という話をしてきましたが、実際問題この曲を聞く時にむちゃくちゃやっているように聞こえていたでしょうか。。。?

何かをむちゃくちゃにやることはそんなに難しくありませんが、むちゃくちゃやっているのにそれを気づかせないことは、それこそむちゃくちゃ難しいことです。

なんでこの部分はむちゃくちゃに聞こえないのか?
それは実は二つの「線」がこの部分をほどけないように結びつけているからです。
一つ目は「メロディー」、そしてもう一つはハーモニーに隠された「ヴォイスリーディング」です。

メロディー

この部分のメロディーを見てみましょう。譜面が読めない方はここのメロディーを口ずさむのでも構いません。
f:id:thanksk:20190326101159p:plain

ここで、メロディーをこんな形にフレーズごとにグループ分けしてみます。
f:id:thanksk:20190326101226p:plain

フレーズが似ているのがわかるかと思います。ここで、次の譜面に注目してみましょう。

f:id:thanksk:20190326101310p:plain

赤丸した音は、フレーズの中で強調されている音です。するとどうでしょう。この音が綺麗に2拍ごとに1音ずつ上に上がっていっていることが分かるかと思います。カラオケなどで歌っていてもここの部分のメロが上がっていくところが好きと言う方、実は結構いるんじゃないでしょうか。自分は好きです。
このメロディーの動き方が、このBメロ全体をつなぎとめる一つ目の「線」です。

ボイスリーディング

もう一つの「線」がボイスリーディングです。ボイスリーディングとは、ハーモニーが動いていく中で、なるべくスムーズに移行していくように、ある音が同じ音・近い音へと動いていくテクニックのことです。

今度はコード名ではなく、五線譜に音を書き出してコードを見て行ってみましょう。

こんな感じになります。

f:id:thanksk:20190326101420p:plain

どの音もスムーズに近くの音に移動していることがわかりますが、ここで特に注目したいのは、この赤線の動きです。

f:id:thanksk:20190326101445p:plain

これは譜面よりピアノロールで見た方がわかりやすいかもしれません。こんな感じになります。色が変わっている音符が上の譜面の赤線の動きです。

f:id:thanksk:20190326101507p:plain
ピアノロールでは白鍵黒鍵関係なく全て半音ずつ音が並べられていますが、これだと完全に綺麗に半音ずつ上がっていってるのが見て分かります。見事です。この綺麗なハーモニーの動きが、このセクションをまとめ上げている二つ目の「線」です。

このおかげで、ハーモニーとしてはめちゃくちゃをやっているのですが、それでいて統一感のある感じに聞こえるのです。

菅野さんはこういう繊細なボイスリーディングをやっている曲が実は結構あるのですが(マクロスFの「妖精」とか)、聞いた感じそんなに難しいように聞こえさせないのに、ひもとくとこんな緻密な構造になっていることに気が付いたときには、菅野さんの深淵な引き出しの深さを感じずにはいられません。

妖精

妖精

  • provided courtesy of iTunes

4.去り際に気づかれないように刺していくBmMaj7というナイフ

さて、もう一つだけ書いておきたいのが、この直後のコード進行のところです。先ほど「Ebmでハーモニーは一瞬の安寧を得ます」と書きましたが、一瞬の、と書いたのはその後にこんなことになっているからです。

f:id:thanksk:20190326101551p:plain
ここで注目したいのはBmMaj7というコードです。コードを勉強し始めた人から「お前はマイナーなのかメジャーなのかどっちなんじゃ!」と怒られる率ダントツでナンバーワンのコード、「マイナーメジャーセブンス」コードです(ちなみに名前の中にメジャーとありますが分類としては悲しい響きのマイナーコードです)(なお2位はだいぶ差が開きますがジミヘンコードといわれる○7(#9)コードです)。

響きとしてはこんな感じの響きです。


BmMaj7

。。。どうでしょうか。
おそらくですが、いきなりこれを聞いて「綺麗」とか「美しい」と思うのはなかなか難しいかもしれません。「暗い」とか「悲しげ」と思う方が多いんじゃないでしょうか。どこか悲劇的て棘のある感じでもありますよね。

さて、ではその響きを踏まえた上で、曲中でBmMaj7が出てくるところをもう一度聞いてみましょう。曲でいうと01:31〜01:38のあたりで、件のコードが出てくるのは01:37ぐらいです。

。。。どうでしょうか。
今度は聞こえ方がだいぶ違うかと思います。曲全体の雰囲気によるところもありますが、暗いのはあるかもしれませんが悲劇的という感じはあまりしないと思います。コードが鳴っている時間が短い(テンポは遅いが2拍だけ)のもあって、さらっと流れてしまいます。
また、A/Eから始まる一連のハーモニーがこのBmMaj7までで一つの流れになっているのですが、この流れの最後の最後にスッと差し込まれていることが、暗いのをあまり感じさせない要因になっています。

個人的にはまるでこのコードが、去り際に気づかれないように刺されたナイフのような感じがして、こんなコードが鳴ってたんだ!と気が付いてからはこのナイフに刺されるためにこの曲を聞くようになってしまいました。中毒性高いです。

 5.まとめ

さてさて、今回はちょっとマニアックに「gravity」を分析してみましたが、いかがでしたでしょうか。どんな感じだったでしょうか。

結論です。ちょっと格式張った書き方をしますね。

菅野よう子坂本真綾とgravityは尊い。。。。

おっと、、、。ちょっと心の本音が漏れてしまいました。ちゃんとした文章で書き直しますね。

菅野よう子坂本真綾とgravityは尊い。。。。

おやおや。。。どうあってもこういう結論でしか書けないようです。確かに尊いですものね。。。
以上、gravityについての考察でした。

 ===

なお、「gravity」は、2019年7月7日のThanks!Kオーケストラ第6回定期演奏会でも演奏予定です!
入場無料・全席自由ですので、カレンダーに印をつけておいてくださいね。
弾きたくなった&歌いたくなったあなた、一緒に演奏しませんか?

 

菅野よう子楽曲演奏団体Thanks!Kオーケストラは、第6回演奏会に向けて団員募集中です!

f:id:thanksk:20181012210129p:plain

Thanks!K オーケストラ 第6回定期演奏会

日時:2019年7月7日(日曜日) 開場13:00/開演13:30(予定)
場所:なかのZERO 大ホール(東京都中野区中野二丁目9番7号/JR中野駅南口から徒歩8分)
入場無料

www.thanks-k.com


演目など、演奏会の最新情報は随時発表いたします。Twitterで更新情報をチェック!

現在、下記パートについて団員を募集しております。
Vn / Va / Vc / Cb / 合唱 (ソプラノ, アルト, テノール, ベース)
・ご自身で楽器をご用意できる方
・合唱は初心者歓迎!
私たちと一緒に演奏しませんか?
お問い合わせは thanksk.orch@gmail.com まで!

見学受付中

直近の練習予定は下記のとおりです。
4月6日(土) 13:00-17:00 オケ合奏@府中
4月7日(日) 13:00-17:00 合唱練習@松原
4月21日(日) 9:00-12:00 合唱練習@三軒茶屋
4月21日(日) 13:00-17:00 オケ・合唱合同合奏@経堂
5月11日(土)合唱練習予定
5月12日(日) 9:00-17:00 オケ・合唱合同合奏@日吉
5月18日(土)-19日(日) 合宿@多摩
5月26日(日) 13:00-17:00 オケ合奏@保谷
6月8日(土) 18:00-22:00 オケ・合唱合同合奏@中野
6月16日(日) 9:00-17:00 オケ・合唱合同合奏@清新町

驚きと感動の犬フェス!菅野よう子関連演目レポ

こんにちは。2ndViolinちゃんはるです。

犬フェスでは、菅野よう子さんはインフルエンザということでお姿を見られず残念でしたが、菅野さんの楽曲がたくさん演奏されたこともあって個人的にはとても楽しめました。

今日のブログではそんな犬フェス演目曲について、Kオケでの演奏経験・予定をからめながらレポートしたいと思います!

犬フェス!で演奏された菅野よう子さん関連楽曲

射手座☆午後九時Don’t be late / May'n 

射手座☆午後九時Don't be late

射手座☆午後九時Don't be late

  • provided courtesy of iTunes

トップバッターがMay'nさんということで驚かれた方も多いのでは?
ガオガイガーからの勢いで、いきなりテンションがMAXに。「持ってけー」「飛んでけー」の気持ち良さといったら!

ダイアモンド クレバス / May'n

ダイアモンド クレバス

ダイアモンド クレバス

  • provided courtesy of iTunes

May'nさんがMCで菅野さんへの感謝を語り、大切そうに歌い上げられたこの曲。射手座でMAXになったテンションが涙腺に移動してきてわたしは大変でした。
この曲はKオケの第4回演奏会でも披露しましたよ。

VOICES / 新居昭乃 

VOICES

VOICES

  • provided courtesy of iTunes

誰も予想し得なかったプレゼンター・河森正治監督によるご紹介から、ピアノ1本弾き語りでの「VOICES」。身動きすらとれない引き込まれ感でしたね…!

この曲はKオケの第4回演奏会でも披露し、好評を頂いています。今年七夕の次回演奏会でも演奏しますので、一緒に歌いたい&演奏したい方はぜひご入団くださいね。この記事のラストに募集中のパートを掲載しています!

星間飛行 / 中島愛

星間飛行

星間飛行

  • provided courtesy of iTunes

誰もが予想したであろう演目ですね!
作詞家松本隆さんが手がけたことでも話題になったこの曲は、Kオケ団員の結婚パーティでお色直し再入場のBGMに採用されることも多いです。笑

この曲も第4回演奏会にてアンコールで演奏しました。奏者もお客様もみんなで「キラッ☆」できたのは圧巻でした。

ライオン / May'n・中島愛

ライオン

ライオン

  • provided courtesy of iTunes

 待ってました!!!!のシェリルとランカの揃い踏みステージ。特にライオンは近年あまりパフォーマンスされていなかったため、聴きたくてウズウズしていた方も多いことでしょう。笑顔で向かい合い、退場の際にハグもする二人の様子に胸が打たれました。

創聖のアクエリオン / AKINO with bless4

創聖のアクエリオン

創聖のアクエリオン

  • provided courtesy of iTunes

カラオケのランキングで必ず上位にいるので、つい選曲しがちなこの曲。これをAKINOさんは14歳で歌いこなしていたということにも改めて驚きつつ、兄弟4人のパワフルなパフォーマンスには目を奪われました。

Kオケでは第5回演奏会にてアレンジバージョンをお届けしました。

Tank! / 山寺宏一

Tank!

Tank!

  • provided courtesy of iTunes

「Tank!」をアカペラで。フライングドッグなので犬バージョンで。とおっしゃるので「どういうこと!?!?」と驚きましたが、さすがはベテラン声優さんですね、見事に「犬Tank!」としか言いようがないパフォーマンスでした。あれを当日ぶっつけ本番でご用意されるとは…と二重に驚かされました。

Tank!は、Kオケの第4回演奏会で管楽器バージョン・弦楽器バージョンの2パターンを披露しています。次回演奏会でも「COWBOY BEBOP Brass Medley」をご用意していますよ。一緒に演奏したい管楽器奏者の方は、募集要項をぜひご覧ください。この記事のラストに募集中のパートを掲載しています!

プラチナ / 坂本真綾

プラチナ

プラチナ

  • provided courtesy of iTunes

Kオケ団員には「アニソンの歴史を変えた曲」と評されているこの曲。冒頭プレゼンターとして登場された田中公平さんも、その素晴らしさを度々語られていますね。

田中公平さんのブログ↓

ameblo.jp

ラストに菅野さんがアレンジで付け加えたらしいコールアンドレスポンスパートでは「プラチナ」のメロディにのせて「♪菅野よう子〜ふざけんなよ〜菅野よう子〜お大事にね〜」と歌うことになり、もう泣きたいやら笑いたいやらで忙しいことになりました。

「持ってけ〜」「キラッ☆」「愛してる〜」など、犬フェスセトリを見返すだけでも、菅野さんが曲作りで観客と一緒にライブを楽しむことを大切にされていることが伝わってきますね!

Kオケの次回演奏会では、坂本真綾さんの「奇跡の海」や「MAAYA SAKAMOTO Instrumental Strings Medley」etc.もお届け予定です!坂本真綾さんの名曲を歌って演奏したいあなたは団員募集をチェック!この記事のラストに募集中のパートを掲載しています!(宣伝3回目)

 

フラワースタンドを出しました 

犬フェスに向けて、当団界隈の菅野ファン有志から菅野さんへのお花をご用意しておりました。会場でご覧頂いた方もいらっしゃるでしょうか。

f:id:thanksk:20190217103520j:plain
f:id:thanksk:20190217103533j:plain
多くのカンパが集まって、立派なフラワースタンドに仕上げていただきました

お花屋さんには、「花は咲く」のジャケットをイメージした色合いと、たくさんのお花でひとつの大輪の花になるように…お花の種類はたくさん使ってランダム感をだしてください…という感じでオーダーしました。結果、お花屋さんによると「当店史上最高の重さのフラワースタンドができました!」だそうです。写真などで菅野さんの目にもふれていますように…。

 

菅野さんからファンへのメッセージに涙腺崩壊

菅野さんからファンのメッセージが楽譜販売サイトにも掲載されていましたよ。(現在メッセージは見られなくなってしまったので、ツイートをもとにご紹介いたします)

meow.diamonds

 

さて…犬フェスレポといいつつ、だいぶ私情の入り込んだものになってしまいましたが。フライングドッグ様、すばらしい音楽をたくさんありがとうございます。菅野さんが近い内にまたライブに登場してくれることを願いつつ、Kオケは次回演奏会にむけて邁進してゆきたいと思います。

菅野よう子楽曲演奏団体Thanks!Kオーケストラは、第6回演奏会に向けて団員募集中です!

f:id:thanksk:20181012210129p:plain

Thanks!K オーケストラ 第6回定期演奏会

日時:2019年7月7日(日曜日) 開場13:00/開演13:30(予定)
場所:なかのZERO 大ホール(東京都中野区中野二丁目9番7号/JR中野駅南口から徒歩8分)
入場無料


【第1部】 Kオケの野望!歴史シミュレーションステージ
信長の野望シリーズ・大航海時代Ⅱ ほか
【第2部】 伝説の七夕ライブから10周年 Respect for the 2009.07.07ステージ
・MAAYA SAKAMOTO Instrumental Strings Medley
COWBOY BEBOP Brass Medley
奇跡の海ロードス島ー英雄騎士伝ー』より
・トルキア攻殻機動隊 S.A.C.2』より
・VOICES『マクロスプラス』より
ほか多数!


演目など、演奏会の最新情報は随時発表いたします。Twitterで更新情報をチェック!

twitter.com

団員募集

現在、下記パートについて団員を募集しております。

Ob / Vn / Va / Vc / Cb / Cho (Sp, Al, Tn, Bs)

私たちと一緒に演奏しませんか?

お問い合わせは thanksk.orch@gmail.com まで!

見学歓迎

直近の練習予定は下記のとおりです。

2月24日(日) 13:00-17:00 オケ合奏@雑司が谷
3月16日(土) 13:00-17:00 オケ・合唱合同合奏@葛飾
3月24日(日) 13:00-17:00 オケ合奏@新大久保
4月6日(土) 13:00-17:00 オケ合奏@府中
4月7日(日) 13:00-17:00 合唱練習@松原
4月21日(日) 9:00-12:00 合唱練習@三軒茶屋
4月21日(日) 13:00-17:00 オケ・合唱合同合奏@経堂
5月11日(土)合唱練習予定
5月12日(日) 9:00-17:00 オケ・合唱合同合奏@日吉
5月18日(土)-19日(日) 合宿 多摩
5月26日(日) 13:00-17:00 オケ合奏@保谷
6月8日(土) 18:00-22:00 オケ・合唱合同合奏@中野
6月16日(日) 9:00-17:00 オケ・合唱合同合奏@清新町

100人の楽隊に効率的に情報共有するために。Kオケのグループウェア Redmine

こんにちは、Kオケシステム担当のコントラバスのアキラです。
今日は趣向を変えてKオケで採用しているシステムについて紹介したいと思います。

f:id:thanksk:20181203160520p:plain

少し歴史から話すと、Kオケは元々はMixiで声をかけて人が集まりました(自分は後から入ったのでその当時のことは詳しくはないのですけどね)。そのためなのか、話し合いも基本的にネット上で行う、ネット上での話し合いに抵抗がない、といった文化がありました。そんなある日、それまで使っていたグループウェアが使いづらい上にサービス終了する、ということで、新しいグループウェアを探そうということになり、4個くらいツールを選定してどのツールがいいか合奏前の時間を使ってプレゼン大会を行いました。

プレゼンされたツールは、サイボウズ、サークルスクエア、Redmine、Aipo。自分は当時Aipoがいいかなぁと思いそれをプレゼンしたのですが、多数決で最終的に選ばれたのはなんと Redmine
Redmine.JP — Redmine日本語情報サイト

多分このブログを見ている大多数の人が「何やねんソレ?」状態ではないかと思います(笑)。
とりあえず、RedmineについてはWikipediaから引用。

RedmineはWebベースのプロジェクト管理ソフトウェアである。設計はTracに影響を受けている。課題管理、ガントチャートリポジトリブラウザ、Wiki、フォーラムなど、プロジェクトの運営を支援するためのさまざまな機能を備えている。Ruby on Railsで開発されている。
Redmineプログラミング言語Ruby本体の開発を始めとして、さまざまな企業・団体やプロジェクトでの導入が報告されている。
引用: https://ja.wikipedia.org/wiki/Redmine

ふーんw。まぁRedmineは主にIT業界でプロジェクト管理に使われているツールで、私の会社でも開発に使っています。

なので、オケがグループウェアとして使うには正直機能過多だと思ってはいるのですが、ネット発祥の団体だからか、機能が多いツールに人気が集まりましたね。(ちなみに、サイボウズもサークルスクエアも使いづらくて私は好きではなのでそれにはならなくて本当によかった(笑))

で、これがその Redmine の画面です。これはチケット一覧と呼ばれる画面です。チケットというのが特定の話題の単位になり、話し合いたいことごとにチケットを作るイメージです。

f:id:thanksk:20181204130949p:plain
Redmineのチケット一覧画面

新しいチケットを投稿する時はこんな感じです。

f:id:thanksk:20181203151357p:plain
Redmineの新規チケット投稿画面

いいですね〜。Redmineを知ってる人からすると雰囲気が違うので違和感があるかと思います。IT得意じゃ無い人も多いので、取っ付きやすいような柔らかい印象があるテーマに変更しています。

結構いろんな話題が飛び交うので、メールだとどの話題が進行中なのかあの話題のメールはどこに行ったのか、と管理が出来なくなってしまう可能性もありますが、Redmineだと話題ごとにチケットという単位で管理できるのでなくなってしまうこともないです。


上記写真はPCの画面ですがもちろんスマホから操作もできます。ただ、昔はスマホで見ると、PCでのレイアウトがそのまま極小化されて表示されていたため、こんなの小さすぎて読めなぁい!!と例のルーペをかけないといけない事態が起こってしまっていましたが、今のテーマはスマホレイアウトにも対応しているためだいぶマシになりました。

f:id:thanksk:20181204131658p:plain:w250
チケット一覧のスマホ画面

ちなみに、KオケのRedmineはさくらサーバーを利用しています。リージョンは石狩。さくらの石狩と聞くと、IT関係の人はピンと来るかもしれませんが、先日の北海道地震でのさくらの石狩データセンターへの電力供給停止事件です。データセンター全体の電力供給が止まるなんてのは聞いたことがなかったので、あの時はうちのRedmineも使えなくなるんじゃないかと緊急ミーティングまでしましたが、さくらの人たちの頑張りで止まることはなかったので本当によかった。ありがとう石狩データセンターの人!


さて、オケで使うとしてチケット機能だけあれば良いのか?いやいや、と言うか、一番重要なのが合奏などのイベントの出欠管理!だが、Redmineにはイベントを管理する機能がない!そんなものよく採用したなってことは置いておいて、なければ作ればいいじゃないの精神でイベント管理のプラグインを開発しました。RedmineRuby on Rails で出来ているので当然プラグインRailsでの開発です。

そして完成したイベント管理プラグインがこんな感じ。
イベントの一覧画面です。

f:id:thanksk:20181203151521p:plain
イベント管理プラグイン:イベント一覧
保谷ばっかりですがたまたまです。普段は世田谷区近辺の練習場が多いですね。個人的には保谷の方が近くて助かるのですが(笑)。

イベント詳細画面はこんな感じ。
f:id:thanksk:20181204132737p:plain

f:id:thanksk:20181204132427p:plain
イベント管理プラグイン:イベント詳細

便利に使うております。(上記イベント情報はダミーです。惑星はやりません(笑))
練習予定自体は全日程を団内で周知はされていますが、別途このイベントが立てられるとメールが飛んできますので、出席・欠席を回答しています。誰が出るか、特に一人パートや重要パートの人が出席するしないで練習曲に影響も出ますので出欠登録は大事です。

ただ、このプラグイン、実はバグがありまして・・・イベント情報を更新するとそのイベントの対象ユーザのレコードが再度作られ倍になるという(笑)!一覧画面に「現在の回答数 45/93(93人中45人回答済みという意味)」という表示があると思いますが、この数が「現在の回答数 45/186」とかになるんです!186人も団員いねぇよ!でも、真面目に修正するのがめんどくさくて、とりあえず、その数字を取得するSQLのところにDISTINCTを入れてとりあえず uniq にしてごまかすという荒業修正が入っています。

# イベントを更新するたびに event_users が作られるバグあり
# event_users のレコードが重複してしまうため、
# しかたなく DISTINCT (uniq) している
@event_count = EventModel.joins(:event_users).
    where(:project_id => @project.id, 'event_users.user_id' => User.current.id).
    count('DISTINCT event_models.id, event_users.user_id’)     #←ココ

コメントもひどいなー、こんなん会社ではできない(笑)。本質的には何も解決していない修正ですが、まぁ表面上問題ないからとりあえずいいや。自分は実は Java や C の方が本職で Python, Perl あたりはまぁ使うんですが、Ruby はあまり得意でないので誰かスマートに直してくれる人募集!(他力本願)

あと他に使っているのは「ニュース」機能ですね。全体周知をするときはこの機能を使っています。メールで全団員に一斉に通知してくれます。LINEとかだとやっていない人もいますので、連絡手段としてはメールがまだまだ手堅いですね。

なお、Redmineのバージョンアップは全然やっていません。一度試しに開発環境で最新版に上げてみたことがありますが、大して上げるメリットが感じられなかったので止めました。

えー・・なにやらマニアックな部分まで語ってしまいましたが(汗)、普通に演奏する分には知らなくてよい話なので全然意味不明でもご心配なく。


さて、Redmineについて長々と語ってきました。他には、譜面置き場として ownCloud を使っていたりもするのですが・・・もうお腹いっぱいなのでまた次回にしようかと思います。他にもPostfixPerlApache, Let's Encrypt, CakePHPGoogle Drive、Discord、GitHub、とかとかがうちのシステム周りのキーワードですが、それも機会があればまた。

最後に、Thanks!Kオーケストラ第6回定期演奏会は2019年7月7日の七夕になかのZEROで開催です。

Thanks!K オーケストラ 第6回定期演奏会
日時:2019年7月7日(日曜日) 開場13:00/開演13:30(予定)
場所:なかのZERO 大ホール(東京都中野区中野二丁目9番7号/JR中野駅南口から徒歩8分)
入場:無料
URL:https://www.thanks-k.com/


【第1部】 Kオケの野望!歴史シミュレーションステージ


【第2部】 伝説の七夕ライブから10周年 Respect for the 2009.07.07ステージ

ほか多数!

団員もまだまだ募集中です!来たれコンバス!(笑)
募集パート:Ob / Vn / Va / Vc / Cb / Cho ( Al, Tn, Bs)
(最新情報はHP https://www.thanks-k.com/ を参照してください)

それでは〜

Kオケの音楽をより良くするために。コンサートマスターの役割とは?

こんにちは
けいおけコンサートマスターを務めております、とんです。

今回、Thanks!Kというオーケストラ団体をまとめるために心がけているコンサートマスターとしての役割を書かせていただきます。

コンサートマスターとは

1stバイオリンのトップに位置する人のことです。弦セクションのまとめと指揮者の指示と団員の意思疎通など演奏取りまとめを行うオーケストラの演奏の中心となる人物です。

f:id:thanksk:20181211160415j:plain

コンサートマスターの役割

①弓順の決定

まず、コンサートマスターは弦のセクションリーダーでもあるため弓順(ボーイング)の決定をします。
フレージングや、他の弦楽器との関わりを考えてできるだけ弦楽器セクションで動きが一致するようにします。
ちなみにバイオリンやビオラはダウンボウ(下げ弓)方向に高い弦が張られており、高い音に移弦する際などはダウンボウが理にかなっているなどの特徴があり、チェロやコントラバスはバイオリンとは逆向きに構えるためアップボウ(上げ弓)の方が高い弦に移弦しやすかったりします。あくまでこれは一例ですが、そのような構造的に弾きやすさということも意識したボウイングを考えます。

f:id:thanksk:20181211160506j:plain

②編曲確認

一般的なクラシックのオーケストラや吹奏楽団では作成済みの譜面が使われるのが普通ですが、いわゆるサブカル音楽をオーケストラで演奏する場合は大抵の場合編曲者に依頼して譜面が新しく作られます。その譜面をチェックもしております。
内容の確認についてはそれぞれの団体によりどこまでやるかというものが違ってくるとは思いますが、当団では原曲の意図に忠実にするため一通りの音の確認をコンサートマスターが兼任しております。

アインザッツ

アインザッツとは、音の出だしを揃えるための予備動作や呼吸のことです。

コンサートマスターは指揮者の一番近くに位置しており指揮者の意図を瞬時に解釈して、音やアインザッツで楽団に伝えています。
指揮者は指揮棒を使い音楽の方向性やテンポなど全体像を指示しますが、コンサートマスターは楽器やアインザッツを使い発音のタイミングや切る位置などより細かいニュアンスを指示します。
Thanks!Kには現在約90人ほどの団員がいますが、それぞれのタイミングで音を出してしまってはせっかくの音もぼやけてしまいます。合奏ではアインザッツに合わせて奏者のみんなも呼吸を合わせることでより一体感のある音楽になります。

④ソロ演奏

弦セクションは同じパートを複数人で奏でます。
しかし曲中、一人だけしか弾かないような部分もあります。みんなで音を合わせるtuttiの音とは違う、より鮮麗な楽器の音で表現する聴かせどころというわけです。今回の演奏会でも何曲かがそのようなもありますので是非注目してみてください。

⑤技術向上

Thanks!Kは常設団体であり、培った土台を元に各セクションで技術向上にも力を入れています。

thanks-k-orch.hatenablog.com
当団には遠方の方、大人になってから楽器をはじめた方などもいらっしゃいます。
できるだけ足並みをそろえ曲に対する理解度を高めるため、あらかじめ弦楽器向けのドキュメントを作成しています。特に弦楽器は同じパートを複数人で奏でるという特性上、チームプレイの要素が多いため難しそうなリズムや弾き方に工夫が必要そうである箇所についてはあらかじめピックアップして記載することで練習の指針になったり、練習時に聞き逃してしまったことや結局どういう弾き方になったか迷わないための記録にもなります。

f:id:thanksk:20181211162050p:plain

バイオリンパート向けドキュメントの例

以上がコンサートマスターの役割です。

最後にですが奏者として役割は音楽を届けることであると考えています。
菅野よう子さんの音楽を楽しく演奏すること、それをお客様と共有することができて奏者冥利に尽きるというものです。
演奏会当日は来ていただいたお客様にも思いが伝わる演奏ができるよう邁進していきます!

団員を募集しています

現在、下記パートについて団員を募集しております。※2018年12月17日現在
・Ob
・Vn
・Va
・Vc
・Cb
・合唱 (アルト・テノール・ベース)
私たちと一緒に演奏しませんか?
お問い合わせは thanksk.orch@gmail.com まで!

見学受付中

直近の練習予定は下記のとおりです。
1月19日(土) 13:00-17:00 合唱練習@経堂南地区会館
1月20日(日) 13:00-17:00 合同合奏@清新町コミュニティ会館
2月10日(日) 13:00-17:00 合同合奏@麻生市民館

楽譜も読めない初心者が、オーケストラの合唱に入ってみた話

こんにちは、犬フェスが楽しみすぎる合唱のバシジュンです。
前回の初心者ブログの第2弾としまして、
今回は楽譜を読めない初心者が合唱をはじめた体験記を書いてみたいと思います。

始めた理由に触れる前に自己紹介をさせていただきます。
私と菅野さん作品との出会いはPC9801で幼少の頃に遊んでいた、
信長の野望(歳がバレますね)が出会いでした。
ただ、この頃は菅野さんの作品だと言う認識はなく、菅野さんと言う名前を意識したのはマクロスPlusのVoicesをはじめて聴いて衝撃を受けた時からでした。

VOICES

VOICES

  • provided courtesy of iTunes


そこからは、菅野さんの大ファンになり、CDを全て買い、真綾さん含め、菅野さんの関わるライブにはほぼ全部参加し、菅野よう子さん関連イベントで知り合った女性と結婚し、毎日ツイッターで「菅野よう子」を単語検索する日を送っています(笑)

こんな私が、合唱を始めたのはmixiのコミュニティで、
Thanks!Kオーケストラの活動を知った事が切欠となります。
この頃の私は聴くだけでは飽き足らず、菅野さんの音楽にもっと触れたいと思うようになっていました。
ただ、楽器経験といえば小学生の時のリコーダーくらい。
そんな自分には楽器は敷居が高く、どうしようかなと悩んでいる際に
合唱があることを知り思いきって入団しました。

思い切って入ったものの、合唱も高校生の合唱コン以来となるので、
楽譜の読み方や発声方法等なにからなにまで知らない状況からのスタートでした。

そんな初心者の私でも今まで続けれられていたのは
Kオケ合唱にこんな特徴があるからです。

題して『Thanks!K合唱の良いところ』

① 初心者に優しい合唱指導

 音大出身のトレーナーから発声の基礎を学べます!かく言う私もド初心者から始めましたが、
 教えていただき今では多くの方にお褒め頂けるくらいに上達しました。
 また、希望すればお安く個人レッスンを受けることも可能です!

f:id:thanksk:20160401111144j:plain

②音とり練習有り

 楽譜が読めない初心者で困ることとして音とりがあると思いますが、
 合唱本練の開始前1時間を使って音取りの時間があるので安心です!
 また、新譜については音とりの自習もサポートしています。

f:id:thanksk:20151114084833j:plain

③飲み会豊富

 インスペクターならぬ飲酒ペクターがおりますので、練習後の飲み会やお花見や忘年会など
 イベントが豊富に開催されて、合唱メンバーだけでなくオケのメンバーとも仲良くなることができます!

f:id:thanksk:20151108105712j:plain

f:id:thanksk:20160411130656j:plain

④菅野さん楽曲にたくさん触れられます

 そしてなにより菅野さんの楽曲しか演奏しませんので、
 思う存分菅野さん楽曲に触れる事ができます!

 

このように、初心者へのフォロー体制が整っているため、
合唱未経験の方でも安心して始められます。
合唱の団員もほぼ大半が合唱未経験からはじめていますので、
もし菅野さんの曲に少しでも触れてみたいと
思った方がいらっしゃいましたら是非見学にいらしてくださいね!

 

団員募集

現在、下記パートについて団員を募集しております。※2018年11月17日現在
・Ob
・Vn
・Va
・Vc
・Cb
・合唱 (アルト・テノール・ベース)
私たちと一緒に演奏しませんか?
お問い合わせは thanksk.orch@gmail.com まで!

見学受付中

直近の練習予定は下記のとおりです。
11月18日(日) 13:00-17:00 合同合奏@駒沢大学
12月1日(土)13:00-17:00 オケ合奏@保谷こもれびホール
12月16日(日) 13:00-17:00 合同合奏@保谷こもれびホール
1月20日(日) 13:00-17:00 合同合奏@清新町コミュニティ会館

楽器初心者でアマチュアオーケストラに入団するのは無謀ですか?~Kオケの場合

こんにちは。2ndViolinのちゃんはるです。

わたしは4年前にバイオリンを始め、バイオリン経験3ヶ月ほど…というド初心者状態でKオケに入団しました。今日はその経験について振り返って書いてみたいなと思います。

Kオケに入ったきっかけ

わたしがバイオリンを始めた理由が「合奏をやってみたい!」というものだったので、アマチュアオーケストラへの入団はいずれできたらいいな…と考えていました。それで「いったいどのくらいの実力が備わっていたらオーケストラに入れるのだろう?」と疑問に思い、いろんな団体の奏者募集情報をオケ専♪さんで調べてみたときにKオケの情報を見つけました。

オケ専♪: http://okesen.snacle.jp/

Kオケの募集情報を見つけたときは衝撃で、「こんなオーケストラがあるのか!!」「菅野よう子音楽大好きなわたしとしては、なんとしても入団しなければ」と、いてもたってもいられなくなり、すぐにお問い合わせのメールを出しました。

すると、当時の団長さんから「わたしも初心者で楽器をはじめたので歓迎します」と温かいお返事をいただきました。

合奏練習を見学して感じた、合奏の楽しさ

さっそく、楽器を持参して合奏の見学へ。実際に奏者用の椅子で楽譜を見せてもらいながら参加すると、いつものように音楽を聴いているときや、ひとりで練習しているときとは全然違って、

「音楽の中にいる!」

という感覚がするのです。

f:id:thanksk:20170118223555j:plain
まわりで鳴っている音や、強弱緩急の迫力といったら。言葉ではうまく表現できませんね。文字通りのサラウンド。大人数のオーケストラが自分の周りで演奏しているわけです。これが奏者にしか味わえない醍醐味なのかと感動しました。

いざ入団!

入団して驚いたのが、譜面の難しさ。

押し寄せる変拍子臨時記号、高音、7連符の数々。正直、初心者がやる譜面ではなさそうだということはすぐにわかりました。

当然、入団後しばらくはほとんど弾ける曲がなく、合奏に出席してもいわゆる「地蔵」、音を出せずに固まっている状態でした。

くやしかったので猛練習

個人練を頑張りました。するとだんだんお地蔵さんから人間になれる時間が増えていき、先述の「音楽の中にいる」感覚が、さらに一歩進んだ「自分が音楽の一部になっている」感覚へと変化します。これはもうやみつきになりますね。この一体感は、日常生活では他に味わえないと思います。

どうしても難しくて弾けないところがあったので、そういうところは弦分奏などでトレーナーの先生に教わったりパートの先輩から運指を教えていただいたり、弓の使い方にアドバイスをもらったり。

 

thanks-k-orch.hatenablog.com

 

そうこうして、本番前にはほぼ地蔵0%!というところまで上達しました(もちろん、音程やニュアンスなど課題はまだまだたくさんありますが)。

オーケストラでの知識があると、ライブに行くのも楽しい

はじめは「プルトって何?」状態だったわたしにも、徐々にオーケストラに関する知識が身につきました。

各楽器がどんな役割をしているのか、コンサートマスターがどんなふうに振る舞っているのかや、ホールの音響、楽器の配置、ハーモニーの感覚などなど、ライブやコンサートを鑑賞するときの楽しみ方も増えて、音楽が一層楽しくなりました。

大人の青春

さらにKオケでは、演奏会の数ヶ月前になると恒例の合宿を行っています。

 

thanks-k-orch.hatenablog.com

 

人里離れた(?)ところに缶詰になり、練習練習、BBQや花火、レクリエーションなど、社会人になってからはなかなか参加できないイベントも盛りだくさんです。それはさながら、失われた青春時代を取り戻しているような…!?

f:id:thanksk:20151013214912p:plain
f:id:thanksk:20151013200930p:plainf:id:thanksk:20151026132939p:plain


そうやって切磋琢磨して迎える演奏会本番は、まさに格別。

すべてがキラキラして見えるのです。

f:id:thanksk:20151108105327j:plain

ホールでのリハーサルの様子。

f:id:thanksk:20180221193610j:plain

本番はこんな感じです。

というわけで、この記事のタイトル「楽器初心者でアマチュアオーケストラに入団するのは無謀ですか?」について、わたしは「努力は必要だけど、それ以上に得られるものはたくさんあるよ」と思っています。

(もちろん、他のオーケストラ団体においては経験者のみ募集のところもありますのでご留意くださいね)

 

さあ、そろそろあなたもKオケに興味が出てきた頃でしょうか?

わたしのほかにも合唱メンバーを中心に、音楽はまったくの初心者、楽譜の読み方も教わりたい、という団員も複数在籍していますので、楽器を持っていないあなたも、菅野よう子楽曲への愛をもっていればきっとだいじょうぶ! まずは一度見学に来てみませんか?

団員一同お待ちしています。

 

菅野よう子楽曲演奏団体Thanks!Kオーケストラは、第6回演奏会に向けて団員募集中です!

現在、下記パートについて団員を募集しております。
Ob / Vn / Va / Vc / Cb / Cho ( Sp, Al, Tn, Bs) ※2018年10月17日現在
私たちと一緒に演奏しませんか?
お問い合わせは thanksk.orch@gmail.com まで!

見学受付中

直近の練習予定は下記のとおりです。
10月20日(土) 13:00-17:00 合唱練習@駒沢大学
10月28日(日) 13:00-17:00 オケ合奏@駒沢大学
11月18日(日) 13:00-17:00 合同合奏@駒沢大学

 

f:id:thanksk:20181012210129p:plain