7月7日に思いを馳せて。菅野よう子ファンにとって伝説のライブ”タナソニ”は、いかに凄かったのか?

こんにちは、合唱のバシジュンです。
今回のブログのテーマはタナソニです。

さて、皆さまタナソニはご存知でしょうか。
もちろん知っているよと言う方が多いかと思いますが、おさらいをしてみたいと思います。

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ユリイカ菅野よう子特集号にサインをもらいました!

タナソニとは?

2009年7月7日(火)さいたまスーパーアリーナ で行われた菅野ファンには伝説のライブです。
タナソニは略称でライブの正式タイトルは

『YOKO KANNO SEATBELTS「超時空七夕ソニック ~次回公演は22世紀を予定しております。~』

です。次回は22世紀と言うことからも何やら凄いライブだなと思いますよね。
このブログを書くにあたり、過去の自分のmixi日記を読み返したのですが、
「嫁(脳内)を質に入れてもチケットを手に入れる」と書いてありました。
今では、このライブがきっかけでリアル嫁に出会えたのでもうこの文言は使えません(笑)

話が脱線しましたが、タナソニがいかに凄いライブだったかを記載したいと思います。

題して

『タナソニのここが凄い』

①チケット完売が凄い

人気チケットで即日完売となったこのチケットですが、平日公演のさいたまスーパーアリーナを満員にしたのはU2だけで、日本人初だそうです。
当時、プロのイベンターさんから集客は読めないと言われ、関係者全員からさいたまスーパーアリーナでの公演は無理だと反対されていたそうですが、もう1つの候補だったパシフィコ横浜では舞台が狭く菅野さんがやりたいライブ内容を出来ないということから、「失敗した時は、自分の家を売ればいい」という覚悟のもとに反対を押し切りさいたまスーパーアリーナにされたそうです。

②出演者数が凄い

出演者総数150人超!!
主な出演者は(敬称略)
菅野よう子佐野康夫バカボン鈴木今堀恒雄、MATARO、坂元俊介、本田雅人、篠崎正嗣、堀沢真己、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団May’n中島愛坂本真綾ORIGA 、Scott Matthew、Steve Conte、山根麻以
…と言わば菅野さん関連アーティストオールスターです。

もともと、このライブはワルシャワフィルと一緒に何かしたいと言う所から立ち上がった企画で、ワルシャワフィルのスケジュールと関連のミュージシャンのスケジュールを確認したところ7月7日だけが1年のうち唯一空いており、七夕の公演となったようです。

③7へのこだわりが凄い

超時空七夕ソニックだけあって7にちなんで、チケット代金¥7,777(税込)、19時開演だったのですが、オープニングムービーが7分程で午後7時7分に1曲のトルキアが演奏されたとの噂も。

④関係者席&一般席にいらした著名人が凄い

これだけのイベントとあって来場されていた著名人の方が多数。
私は実際に京極先生がグッズに並んでるお姿を拝見したのですが、着物に指ぬきグローブつけてらっしゃいました!
(敬称略)
富野由悠季河森正治神山健治渡辺信一郎川元利浩南雅彦
京極夏彦荻原規子 ・遠藤綾 ・新居昭乃 ・多田葵山寺宏一三木眞一郎
田中公平

ameblo.jp

⑤メドレーが凄い

菅野さんと言えば、「マクロスFで娘々スペシャルサービスメドレー(特盛)」等、CDでもメドレーを収録されていたり、ライブではピアノメドレーを披露されていました。タナソニでは、ボーカル曲のメドレーやオーケストラメドレーを演奏されてました。
ちなみにオーケストラメドレーではCD録音時楽器数と来日される楽器の方の構成が違うため、来日される構成に合わせて譜面を全部書き直したそうです。
しかも何人来るか判明したのが5月で、そこからの書き直しだったそうな。

今回の演奏会では、「MAAYA SAKAMOTO Instrumental Strings Medley」「COWBOY BEBOP Brass Medley」「オーケストラメドレー」と、メドレーにも力を入れておりますので、是非お楽しみください。

⑥あの方の初登場が凄い

まずは、この動画をご覧ください。


「他!、他が重要です」
そう、この「他」とは菅野さんのCDのブックレットでよく作詞や歌で見かけるGabriela Robinだったのです。
ファンの間ではGabriela Robin菅野よう子と言うのは定説だったのですが今回初めて、公式の場でロビンが菅野さんご本人だったと言う事が明らかにされました。

ちなみに、ガブリエラ・ロビンの名前の由来は菅野さんがはじめて海外録音をしたのがマクロスプラスの際のイスラエルフィルで、当時のイスラエル首相がイツハク・ラビンだったためだそうです。

⑦自然をも操る演出が凄い

タナソニでは、演奏のほかにも、菅野さん自ら踊るダンスの演出があったり、「THE GARDEN OF EVERYTHING ~電気ロケットに君をつれて~」でスティーブと真綾さんがあたかも織姫と彦星のような演出をされていたりと演出にも相当こだわってつくられていました。
ライブ最後では、ガブリエラ・ロビンとしてご本人が歌う「MOON」が披露され感動的なライブの余韻を味わいつつライブ会場を出ると、空には19年に一度の七夕での満月が。
素晴らしいライブの後のサプライズ演出は10年たった今でも明確に覚えています。

ちなみに菅野さんの天候の逸話はこれだけではなく、12/24に神戸で行われたマクロスFのライブ後にはクリスマスイブに雪が降っていました。
菅野さんなら本当に天候も操れるじゃないかと思えますね。


さて、「タナソニの凄いところ」をタナソニにちなみ7点お伝えしましたが、いかに凄いライブだったか伝わりましたでしょうか。

我々、菅野よう子楽曲演奏団体 Thanks!Kオーケストラは、今回の定期演奏会にて
「伝説の七夕ライブから10周年Respect for the 2009.07.07ステージ」
と、伝説のライブをリスペクトし珠玉の名曲をお届けします。

我々、Thanks!Kはもともとタナソニのような演奏会をしたいと言う目的で立ち上がった団体という事もあり、団員一同今回の公演には強い想いをもって練習に取り組んでいます。

少しでも興味をお持ちいただけたら
是非いらしてください!

菅野よう子楽曲演奏団体Thanks!Kオーケストラは、七夕に第6回演奏会を行います!

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Thanks!K オーケストラ 第6回定期演奏会

日時:2019年7月7日(日曜日) 開場13:00/開演13:30
場所:なかのZERO 大ホール(東京都中野区中野二丁目9番7号/JR中野駅南口から徒歩8分)
入場無料 全席自由

www.thanks-k.com


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